実は私、スポーツ大キライ人間なのです。
           やるのも観るのも大キライ、そのわりには小さな頃からけっこうスポーツをやってたんですよね。
           小学校6年の頃はキカイ体操(マット,跳び箱,逆立ち,トンボ返り等)で学芸会に出たし、中学生
           の頃は水泳自慢で、わざわざ婆やにターザンのフンドシを作らせて、それを着けて得意気に泳
           いでいました。特に飛び込み台からダイビングする時の気持ちは、空と海を相手に、あたかも
           ファックするような、エクスタシーに近い陶酔感に浸ったものです。高校時代は相撲に熱中しま
           した。35人の男だけのクラスで常に横綱を張ってたんだぞ。柔道をやっていたおかげだね。
           
           だけどスポーツはキライなんですよね。特に球技をやるのは苦手、下手くそなのだ。これには原
           因があって、近眼なのにカッコつけて眼鏡をかけなかったからなのです。ソフトボールをやる時
           など、極端に前かがみの姿勢をとるものだから、飛球が見えた時は、ほっぺたにまともにデッド
           ボールをくらうというわけ。守っては球拾い同然のセンターで、これも落ちてくる球が見えた時は
           すでに遅し、頭にガツンてなわけで、たまにバウンドした球を取って送球しても、球はアサッテの
           方へバイバイするし、テニスをやっても打球はアサッテの方へ消えていき、サッカーをやっても
           キックした球はアサッテに向かって飛んで行くんだよ。どうしょうもないね。く〜〜〜ッ!

           “アサッテ”というのはとんでもない方向へ・・・という意味で、タイムスリップというSF用語に並べ
           てもおかしくない、かすかなロマンが含まれているのですぞ。明日とは明らかに違う夢想の世界
           がわずかに存在するのです。明日というのは今日とストレートに直結していて順調なわけですが
           アサッテという場合は明日と隣り合わせでも大差があって、つまり・・・・・どうでもいいか、そういう
           事は。。とにかく球に弱いのです。にもかかわらず野球マンガを描いたのは、やっぱりどこかでヒ
           ロイックな夢を感じるからなんでしょうね。

           それにしてもこの頃ちょっと下腹部のたるみが気になります。
           そこで今評判の、評判じゃないかもしれないけど、アブスライドを買って腹筋を鍛えてみようかなど
           と考えていますが、なにしろその手の商品に、至って懐疑的な私としましては、今日もアサッテもた
           めらっているのであります。まさかアブスライドを使っても、アサッテの方へタイムスライドはしないと
           思うけど・・・・・ネ。
           
                                                            
                                                                 最近のマイボディだ!


                                         


      Copyright By BaronYoshimoto All Right Rserved